2005年06月25日(土)

「901iSシリーズ概観」

NTTドコモのFOMA 901iSシリーズも昨日N901iSが発売され、全5機種が出揃った。

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発表時は忙しすぎてネタにできなかったので、全機種発売になったタイミングで感想を書いてみたい。

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シリーズ全体での新機能としては、全機種にFelica搭載、800MHzを利用したFOMAプラスエリアに対応、PDFビューワを搭載ってのがトピック。PDFビューワは結構面白そう。あと、一部の機種は時計の自動修正機能が付いてたりするのも嬉しい(auでは常識なんだけど)。

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端末について言うと、FOMA 901iSシリーズは3つのグループに分けることができる。

1つ目のグループはNECが基本的なソフトウェアを担当し、OSにLinuxを搭載するN901iS(NEC)とP901iS(松下電器)、2つ目のグループは富士通が基本的なソフトウェアを担当し、OSにSymbian OSを搭載するF901iS(富士通)とD901iS(三菱電機)、最後が従来のTRON系OSを搭載するシャープ製のSH901iSである。

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このうち、シャープ製のSH901iS以外はマルチタスク機能を搭載している。

「高機能」というイメージが強いシャープ製の端末が、OSとしては一番古くさいものを載っけている…というのはちょっと面白い話な気もするが、このシャープも現在Symbian OSを搭載した端末をソニーエリクソンと共同で開発しているらしいので、902iくらいからはソニエリ(SO)が復活し、シャープと共にマルチタスク対応になりそうだ。

最終的にはLinuxをOSとするNとPのグループ、Symbian OSをOSとするFとDのグループとSHとSOのグループ、という風に分かれることになる。これに新規参入である三洋電機やサムスンが加わる、という感じになっていくようだ。

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個人的にマルチタスク対応になったソニエリとシャープのグループに期待していたりするのだが、これらが出てくるのは来年の話。うーん、もしかしたらキャリア変えるとかもあり得るからなぁ。

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さて、話を元に戻して901iSシリーズについて見ていこう。

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まず、動作速度を見てみると、Linux化された901i以降、NとPはもっさり感がさらにアップしており、実際に使ってみて我慢できるかどうか、ちょっと自信がない。店頭でデモ機を触ってみるとわかるが、この2機種は本当に遅い。ほとんど辞書の学習やデータのない発売直後のデモ機でも遅い…というのは使い込んでいったときのことを考えるとちょっとゾッとする。購入する前に実機を触って我慢できるか確かめておきたいところだ。ただ、Javaのベンチマークを見ると、ハードウェアはかなり速いらしい。ネイティブアプリでどれくらいクロックで動いているかはわからないが、OSのLinuxはかなり重い、と予想される。

ちょっと前まではSymbain OSをしている富士通系(FとD)の端末がもっさりキングだったようだが、CPUが速くなったためか、チューニングの成果か、700iや901i以降でだいぶ改善した気がする。でもJavaではI/Oがダントツに遅いようだ。うーん。

SHに関してはもっさりという話を聞かない。ただ、デジカメの画像保存は遅い。Javaのベンチマークなどを見ても、I/Oはそれほど速くないようだ。それでもそれなりの動作スピードを維持しているということは、それだけOSが軽い、ということであると思われる。

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基本的に、SH以外の端末はもっさりの代わりにマルチタスクを手に入れていると言える。auの端末はFOMAと比べると動作が軽快なことが多いようだが、auの端末は基本的にシングルタスクだ。

「携帯にマルチタスクなんて」と思うかもしれないが、iモードをしている途中で、メールを受信し、さらにそれを確認しながらメールの返信までできるのはすごく便利。ちょっとくらいもっさりでも…とも思う。

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次にサイズで見ていくと、NとP以外はデカすぎる。

SH901iSはさらに大きくなったし、F901iSとD901iSは901iとほとんど変わらなくて、大きい。実際はN901iSも結構大きいのだが、薄いためそれほど大きく感じない。

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付加機能で見ていくと、VodafoneだけでなくFOMAでも「ハイエンド端末といえばSH」という評判を手にしたSH901iSは悪くない。300万画素のカメラなど、デカいがそれだけの性能が詰まっている、という感じがする。

N901iSも縦が長く、大きい液晶にフルブラウザ搭載しているし、フルブラウザが定額制の適用外なのは痛いが、いざというときには役に立つし、縦に長い液晶は通常のサイトやメールを見るときにも役に立つ。SDオーディオ機能を内蔵し、サイズもコンパクトなP901iSもいい。

これらと比べると、付加機能という点でF901iSとD901iSは地味な印象が拭えない。

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最後にデザインだが、これはNとPがいい。NはN505iなどを彷彿させる薄型で画面の大きいデザイン(色はちょっと微妙なのが多いが)。Pはコンパクトで、これまで通り背面パネルを付け替えられるようになっている。

SHは金属感のある外装をいいと思えればアリかも。僕としてはでかすぎるので微妙だけど。

FとDは微妙。特にFのデザインとカラーの組み合わせは「酷いなぁ」と思う。

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結論を言うと、今のFOMAで文句なしにオススメできる機種というのはない、と言える。

デザインや大きさはいいがもっさりが激しいNとP、高機能・高性能だがサイズがでかすぎるSH、無難だがデザインやサイズに難ありなFとD…とどれも一長一短。

もっさり感が我慢できればNかP、大きさが我慢できればSH…というところか。FとDはなぁ…3万円を投資する端末としてはダサイよなぁ。

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個人的に「もうNはイヤだ」と思っているのだが、N901iSはN505iのような薄型大画面デザインでなかなか格好いいし、フルブラウザも載ってるので、901iSシリーズの中から敢えて選ぶならやっぱりN。

もっさりを我慢できるかちょっと心配だけど。

投稿者 saburahu : 2005年06月25日 23:53 | トラックバック
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