久しぶりにこっちにも載せてみます。
…。
演奏会の感想です。死ぬほど長いです。そして関係者しかわからないです。
…。
なんつーか、大学・大学院の6年間ずっとサークルと接点を持ち続けていて、常に「学生の合唱団とは」っていうことを頭の片隅に置いていたはずなんですが、この3ヶ月間でサクッと吹っ飛んでました。その辺は普通に反省。
この3ヶ月間もちまちま顔を出していたんですが、去年までのように首を突っ込むことは全くなかったので、仕方ない…と思いたい。
…。
<1ステ>
学生の合唱団において技術面で一番重要な役割を持つのはパートリーダーだと思う。楽譜を「読み(≒解釈し)」、音楽的な基礎を作るのはパートリーダー。学指揮や常任指揮者はパートリーダーが出してきたものに対して口を出して整えていく。こうやって音楽を作っていくのが理想的(効率的?)なプロセスだと思う。
とはいえ、うちくらいの人数だとそこまで出来るパートリーダーの人材というのは各パートに揃うものでもないし、パートリーダーを育成するようなシステムもまだない。そうなると指揮者は非効率であっても自分で全体をトレーニングしていくか、諦めて違う表現方法で攻めるか、という選択を迫られる(と思っている)。
今年の学指揮は前者の方を選択したと思われる。そして、難しいあの曲をあそこまで仕上げた今年の学生指揮者は「すげー」と思った。リハーサルから1週間でヤバい音がかなり直っていたのには驚いた。
演奏を単なる観客として聴いていると、あまりにもサラッと流れてしまうので「んで何が言いたいの?」と思ったのも事実だけど、今回をステップとして冬には彼らしさ、を感じる音楽が聴けるでしょ。
…。
<2ステ>
音は結構綺麗だったので、音楽的にもっと言葉が飛んできたらいいなぁ…と思ったんだけど、曲が鈴木輝昭だもん、そんなのできる合唱団なんて日本に数個しかないよなぁ(と軽く煽ってみる)。演奏についていうと、1ステと同じような印象。うまいけど、もう一息なんか欲しい感じ。
個人的にはせっかくOG揃えてオールスター軍団で演奏やるんだから、もっとそれをアピールしても良かったと思うんだけどなぁ。はっきり言って男声なんかずっと下手くそで、女声の方が技術的に頑張ってた。(少なくとも僕が入ってからは)男声と女声の両方があって「農工グリー」が成り立っていると思うし、それはこれからも変わらない。だから、こういうときは前面に出て良かった(3ステ女声でいいじゃん、ってこと)んじゃないか…って考えてたんだけど、今の現役の意識はやっぱり違うのかな。
…。
<3ステ>
リハーサルで聞いたときは妙な緊張感というか、危険だけど絶妙なバランスみたいなのが保たれていて「いいなぁ」と思ってたんだけど、本番ではそのバランスが崩れた。客が入って音が響かなくなるのとはちょっと違う「疲れ」のようなものをベースから感じ、それをトップテナーが強引に引っ張っているように聞こえてしまった。
実際は「トップテナーが暴走してた」みたいなことも聞いたけど、一応トップとベースの両方をやったことある人間として冷静に考えてみるとそれは違うんじゃないかなぁ…と思う。トップテノールは何があっても自分が一番目立ち、さらにメロディが美しく客に伝わるように朗々と歌うのが仕事だ。逆にベースはトップテノールのパワーを負けない声量とピッチの安定度でハーモニーを支えなくてはいけない。
トップテノールとベースがお互いに精一杯の力で引っ張り合い、均衡が保たれている状態が男声合唱的には美しいと思うのだが、どっちかが負けてる状態ではやっぱり物足りない音楽になる。均衡を保つためには、やっぱ買ってる方が力を弱めるんじゃなくて、負けてる方がもっと頑張るべき、って考える方が建設的だ。
そうなると、ベースがいつも通りやってて、トップだけが飛ばしてるように聞こえた今回の場合、ベースが頑張って欲しかったなぁ…と思う。
…。
なお、わかっているとは思うけど、この感想はただのOBの戯れ言なので、その辺はよろしく。